【経審の勘どころ】
〜〜〜(その26)X1における完工高1億円の寄与度は?〜〜〜
経審のX1の評価は、評点テーブルに工種別の年間平均完工高をあてはめて算出することはご存じだと思いますが、この評点テーブルには、次のような特徴があります。
完工高が低い時は、各テーブルごとの完工高の幅が狭く、完工高が高くなるにつれて、この幅は広がる。
完工高が低い時は、テーブルアップした場合に増加する評点はそれほど大きくないが、完工高が高くなるにつれて、アップする評点は大きくなる。
  (なお、評点テーブルについては、
http://www.e-koji.com/contents/category02/idx02/idx03/hyo-x1.htm
をご覧下さい。)
 
要は、中小企業に対してはきめ細かく、大企業に対しては粗く、評点テーブルが設定されているというイメージですが、実際に年間平均完工高が1億円アップした場合の評点の変化の状況(X1評点への寄与度)はどのようになっているのでしょうか。
ちょっと換算してみました。
 
まず、平均完工高が0の時のX1評点は554点、1億円の時は696点ですので、この間の1億円は、X1を142点(696−554)アップさせると考えられます。
同様に、各段階での完工高1億円の寄与度を計算してみると次のとおりになります。
 
年間平均完工高(億円)   X1評点への寄与度
0〜1   142
1〜2   71
2〜3   47
3〜4   24
4〜5   24
5〜6   24
6〜8   11.5
8〜10   18
10〜12   18
12〜15   11.7
15〜20  
20〜25   7.2
25〜30   9.6
30〜40   4.7
40〜50   4.8
50〜60   4.7
60〜80   2.35
80〜100  
120〜   <省 略>
 
このようにみると、大体は、完工高が小さいほど完工高1億円の寄与度は大きく、完工高が高くなるにつれて小さくなっていく傾向があるのですが、その減少ペースは一定ではありません。
中には8〜10億円等のように、6〜8億円の時よりも寄与度が大きいという「逆転現象」が起こっている箇所もいくつか見られます。
 
こうして切り口を変えてみると、この評点テーブルには結構バラツキがあることがよく判りますね。
 
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