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| 経審のYの評点アップのためには、当然のことですが、個々の比率を良くしていかなければなりません。 | ||
| そこで今回から4回にわたって、Yの12比率のそれぞれのポイントについて解説していきたいと思います。 | ||
| 今回は、収益性の3比率を取り上げます。 | ||
| 1)売上高営業利益率(大きい方が良い) | ||
| 売上高に対する営業利益の割合ですので、営業利益をいかに上げるかがポイントです。(形式的には売上高が減少しても比率は良くなりますが、実際には売上高が落ちると営業利益も落ちるのが通例です。) | ||
| ・原価管理の徹底(粗利の向上) | ||
| ・販売費・一般管理費の抑制 | ||
| ・勘定科目の見直し | ||
| * | 営業外収益で兼業売上高に計上できるものはないか。 | |
| * | 工事原価や販売費・一般管理費で特別損失に計上できるものはないか。 | |
| (過年度の工事に関する費用・損失、臨時の費用・損失等) | ||
| * | 事業税は販売費・一般管理費ではなく「法人税、住民税及び事業税」で処理しているか。 | |
| ・経理処理方法の見直し | ||
| 貸倒引当金の計上方法を、「洗替法」から「差額補充法」に変更すると若干有利になる。 | ||
| なおこの比率が1%良くなると、Y評点は15.858点(P評点は3.17点)改善します。 | ||
| 2)総資本経常利益率(大きい方が良い) | ||
| 総資本に対する経常利益の割合ですので、経常利益をいかに上げるかと、総資本をいかに抑えるかがポイントです。 | ||
| このうち経常利益を上げるポイントは、ほぼ上述の売上高営業利益率の場合と共通ですので、総資本を抑えるポイントをまとめると次のとおりです。 | ||
| ・減価償却の実施 | ||
| ・不良債権・資産の早期償却 | ||
| ・裏書譲渡手形の活用(新たに自社の支払手形を発行するよりも有利) | ||
| ・預金の取り崩しによる負債返済 | ||
| ・決算期の見直し(完成工事未収入金や未成工事支出金の残高の少ない月が有利) | ||
| なおこの比率が1%良くなると、Y評点は4.907点(P評点は0.98点)改善します。 | ||
| 3)キャッシュ・フロー対売上高比率(大きい方が良い) | ||
| 売上高に対するキャッシュ・フローの割合ですので、キャッシュ・フローをいかに上げるかがポイントです。 | ||
| このキャッシュ・フローは、税引後当期利益が基準となりますので、他の収益性の比率と同様に原価管理や販売費・一般管理費の抑制等が重要ですが、それら以外のポイントは次の1点です。 | ||
| ・利益処分による社外流出(株主配当金、役員賞与金)の抑制 | ||
| なおこの比率が1%良くなると、Y評点は9.868点(P評点は1.97点)改善します。 | ||
| (次回に続く) | ||
| ※ | e工事ネットの「経審フォーラム」会議室では、経審全般に関するご質問を受け付けています。 | |
| http://www.e-koji.com/contents/category02/idx02/idx01/cgi-bin/index.cgi | ||
<発行> | あさかわシステムズ株式会社 |
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<編著> | 荒牧裕一(経営コンサルタント) |
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