電子入札はこうなる
「CALS/EC」「電子入札」といわれても、実際のイメージはなかなか湧いてこないものです。そこで、一般競争入札において電子入札が実現した場合の流れを、順を追ってまとめてみました。
なお、電子入札実験段階であり具体的な手続はまだ公表されておりません。したがって、以下の内容は、これまでに公表された各種の資料をもとに一部想像を交えてまとめたものにすぎず、将来、電子入札が実現した場合の流れとは異なる点が多いことが予想されます。あくまでイメージをつかむための参考資料としてお読みください。
1.発注情報の入手
一般競争入札の発注情報は、発注者のホームページを通じて、インターネット上で入手します。
なお、各ホームページは発注者ごとにバラバラで、すべてを定期的にチェックするのは大変な手間になるため、これらの調達情報(発注情報)を一箇所でまとめて検索・入手できるシステム(クリアリングハウス)が開発される予定です。
2.入札説明書の入手
入札説明書(図面を含む)は、発注者のホームページからデータをダウンロードして入手します。
3.工事実績や配置技術者の調査
入札参加に必要な工事実績、現場代理人、主任技術者等について社内で調査し、2でダウンロードしたフォームに入力します。
なお、工事実績のうちCORINSに登録されているものについては、登録番号の入力だけで済むようになる見込みです。
4.競争参加資格申請書の送信
3のほか必要な資料を揃え、社内決裁を経た後、次のような手順で競争参加資格申請書の送信を行います。
@
パソコンのカードリーダーに、電子認証のためのICカードを差し込む。
A
発注者の電子入札用ホームページにアクセスする。
B
ホームページの指示に従って、申請書送信の操作を行う。
C
電子認証に必要な暗号化がICカードによって自動的に行われ、申請書が送信される。
D
「送信確認画面」を確認する。
5.申請書送信の確認
翌日に電子入札用ホームページに再度アクセスし、受付表に自社名が掲載されていることを確認します。
また、後日発注者から参加資格確認のメールが届きます。
6.現場説明会への参加
現場説明会に出席します。(この部分は電子化できません)
なお質疑応答については、後日電子掲示板を使ってやりとりされます。
7.積算の実施
社内で積算を行います。
なお、2でダウンロードした書類から必要な数値を取り込む機能を備えた積算ソフトの開発が予定されています。
8.入 札
入札価格を決定し、社内決裁を経た後、発注者の電子入札用ホームページの指示に従って入札の操作を行います。
なお、入札の際の暗号化は、開札時間まで金額が分からないようにする等の技術が必要なため、4の競争参加資格申請とは別の暗号化技術が用いられる予定です。
9.落札者の決定
入札時間が到来すると参加者全員の入札価格が判明し、落札者が決定します。
ほぼ同時に、
@
落札者決定通知書の各参加者への送信
A
入札参加者と入札金額の一覧の発注者のホームページ上への掲載
が行われます。
<建設CALS/ECとは>
<行政の動き>
<中小建設業者のCALS/EC対策>